☆×5

熊に襲われ大怪我を負った猟師が、
息子を殺し自分を置き去りにした男への復讐を誓う、というお話です。

物凄い映画ですね。
先住民との戦い、熊との戦い、息子を殺した男との戦い、そのどれもがとんでもないド迫力。
そして圧倒的な厳しさと美しさを持つこれぞまさに大自然と言うべき映像のパワー。
もうこれだけで充分に傑作と言える映画だと思います。

その上で更にこの映画、過酷なサバイバルや主人公の様々な幻覚を描いていくことで、
実はこの映画は主人公が復讐を果たすことができるかどうかということが重要なのではなく、
主人公が一度は手放してしまった生きる意志、
もっと言えば信仰や神様を取り戻していくことこそが何よりも重要なんだ、
ということを浮かび上がらせる複雑で豊かな表現がされているんです。

あまり映画を観ない方には少し難しい映画かもしれませんが、
単純な面白さと奥深い面白さの両方を兼ね揃えた素晴らしい映画だと思います。
面白かったです。