☆×3

この映画、前半はちっとも面白くありません。
部屋を移動する度に画面全体の色がガラッと変わったり、舞台劇みたいになっていたりと、
かなり凝った演出をしてはいるんですが、
「コックと泥棒、その妻と愛人」というタイトルそのまんまの人間関係が描かれるだけで
話がなかなか前に進みません。
極端な話前半の1時間は寝ていてもこの映画の内容は理解出来るでしょうね。

そんなあくびが出るような前半だった映画ですが、後半からはまるで違います。
それまでが嘘のように話が展開し、とんでもない映像もバンバン出てきますんで
画面に目が釘付けです。

そしてラスト。
ハッキリ言ってシャレにならないくらい気持ちの悪い結末ではあるんですが、
それまで映画を観て感じていたイライラのすべてを吹き飛ばしてくれるあのラストには
思わずスカッとさせられてしまいました。

いやぁ~、この映画はぶっ飛んでますね。
初対面の人に薦めたらまず間違いなく「あいつ頭おかしい!」って思われる映画ですが、
前半の一時間を我慢でき、
そして何が起きても「所詮映画の中のことだから」と割り切って映画を観れる人であれば
きっと楽しめると思います。