☆×2

剣と魔法、それからエルフやドワーフ、魔王なんかも登場する
中世ファンタジーの世界を見事に実写化した映画、…ということは十分理解できましたが、
どうにも面白くありません。

全体的にRPGのストーリー部分だけをダイジェストで見せられているような感じで、
どこどこに行った、こんなことがあった、
どこどこに行った、こんなことがあった、ということが延々と続き、
3時間の映画の中でちっともメリハリがありませんね。

3部作の1作目で設定の説明だとか登場人物の紹介だとかを終わらせておいて、
2作目からは面白いところをバンバン見せるぞ~、ってなことなのかもしれませんが、
この映画単体だけでもそれなりに楽しめるような見せ場が少しは欲しかったです。


あと、設定でちょこちょこと気になるところがありますね。
例えば「魔法」。
川に鉄砲水を呼び寄せたり、遥か遠くの場所に雷落としたりと、
かなりの凄いことが出来るのかと思っていたら、
いざ敵に囲まれて大ピンチなときには魔法を一切使わなかったりで、
正直どのくらいのことが出来て、どのくらいのことが出来ないのか、
どういうときなら使えて、どういうときなら使えないのかがサッパリ分かりません。

かなりの凄いことが出来るだけにそういう魔法の細かな設定が分からないと
戦いが始まっても全然緊張感が湧きませんね。
だって魔法使いが魔法を使うことを忘れない限り、ほぼ確実に勝てるんですから。


あとはこの映画の一番の重要アイテムでもある「指輪」。
指輪を身に付けたら世界を支配できる程の力を手に入れることが出来る、ということで
色んな人がこの指輪のことを欲しがるんですが、
でもこの指輪の力を発揮できるのは魔王だけなんですよね?
だったら要らないじゃん!

それでも一応指輪をはめたら良い事があるようで、
どうやら透明人間みたいな状態になれるみたいなんですが、
でも指輪をはめたら敵に居場所がばれてしまうんですよね?
それ透明になる意味まったくないじゃん!


まあ、映画を観ながらいちいちそんな細かいところを気にしている人は
それほどたくさんはいないでしょうから、別に良いと言えば良いんですが、
こんな調子でこの先大丈夫なんだろうか?と、少し不安を感じます。