☆×4

「アイアンマン」のシリーズ3作目、ということに一応はなっているんですが、
「アベンジャーズ」があったうえでのお話になっていますので、事実上4作目ですね。

前半がかなり殺伐とした雰囲気になっていて
本当に1作目、2作目と同じシリーズの映画なのかとビックリしましたが、
この映画は良いですね。まさにシリーズ最高傑作でしょう。

まず主人公のアイアンマンことトニー・スタークが
不眠症やパニック障害を患って精神的にかなり弱っているので
これまでの傍若無人ぶりがほとんど鳴りを潜めていますし、
今回は主人公の管理能力のなさが原因で敵が出現しているというわけではありませんので、
これまでとは桁違いのレベルで主人公を応援しやすくなっています。

それからとにかく敵が強い!
今までは敵がどんな攻撃をしてきてもアイアンマンはそれほど大きなダメージを受けないので
戦いがどれだけ派手になってもそんなにドキドキしませんでしたが、
今回はなんとアイアンマンをいとも簡単に粉砕する敵の登場です。
ハッキリ言ってこれは熱いですよ。戦いってのはこうじゃないと盛り上がりません。

あと敵の設定も良いですね。
最初は単純にISILを思わせるような凶悪なテロリスト達との戦いだと思っていたら、
実はその裏でこんな奴が糸を引いていた、というのは
現代の戦争の根深さに通じるものがあると思います。

そして何といってもバトルが面白い!
これまではアイアンマンのスーツさえ着れば主人公はほぼ無敵だったんですが、
今回はスーツがまだ未完成だったり、スーツがない状態でバトルが始まってしまうので、
主人公は一歩間違えたら簡単に死んじゃうんです。
そんな物凄い緊張感がある中で
今できることを総動員して何とか敵と戦っていく、っていうのがカッコイイですし、
映画の終盤、ようやく万全な状態で主人公が戦えるようになったという時の
あの「待ってました!!」感は半端ではなかったです。

まあ、落っこちた恋人の結末についてだとか、
ミサイルの破片をどうしたのか、といったオチの部分については正直どうかと思いましたが、
観ている人を楽しませるための工夫や仕掛けがタップリ詰まっている
シッカリとした作りの映画だと思います。

面白かったです。